ガラス繊維織物業はニッチな産業であり、国内中小の競合先は少なその中でも、当社は以下のような優位性を持っています。

中小の繊維工業は、その地域で「撚屋」、「整経屋」、「機屋」、「表面加工屋」、「裁断・縫製屋」 それぞれの企業が集まり、一つの製品を作くるシステムが一般的であり、ガラス繊維織物業界も 同様で、当社も１９９０年頃までは「機屋」でありその後徐々に設備を増やし、撚糸工程から 裁断工程までの一貫生産体制を確立し、業界で「なんでもできる」強みを持っています。

上記工程の各々で多様な加工が可能です。 例えば、原糸加工では、撚り以外に、バルキー加工で毛糸の様な糸の製作が可能です。

織工程では、織り方により、クロスに平滑性、柔軟性、光沢性等の物性を持たすことができます。

表面処理工程では、用途により「ヒートクリーニング処理（高温処理）」、「ケミカルクリーニング処理 （音波洗浄処理）」、「コロナイジング処理（半焼き処理）」の方法があり、特にケミカルクリーニング処理は、 独自で開発したもので、織物が平滑で気密性の高い風合に仕上がり、他社には真似のできない技術です。